この記事は約 3 52 秒で読めます。

むずむず脚症候群の検査

むずむず脚症候群はみんながみんな医療機関で治療をするわけではないので、たまたま知り合い同士で「実はむずむず脚症候群なんだよね」という話が出たとしても「治療費」についてわかる人って少ないんですよね。

医療機関にかかる場合も、薬を使用する場合と、検査で済んで後は日常生活の中で生活を改善しましょうという場合があったりします。

ではむずむず脚症候群の検査や治療って一体どういった検査や治療費を念頭においておけば良いのでしょうか。

むずむず脚症候群の疑いがあるときにまずは何科を受診するか

むずむず脚症候群の検査をするにあたって、いつものかかりつけ医に行けば検査をしてもらえるかと言うと、そうはいかないことが多いですね。

というのも、多くの人がかかりつけ医にしている病院というのは、住んでいる場所や勤務先の最寄りの開業内科などが多いからです。

むずむず脚症候群に関していうと、基本的に睡眠障害専門外来、睡眠外来、神経内科、精神科、精神神経科が受診に向いている科だからです。

逆に整形外科や皮膚科、内科はあまり受診には向かない科なので、かかりつけの内科に行っても「むずむず脚症候群?」とあまり良い反応をしてもらえない場合があるのです。

しかし、いきなり睡眠障害専門外来や、精神科、精神神経科に行くのはなかなか勇気が要る……という時は、かかりつけの内科医に症状などを説明して、精神科や精神神経科に紹介状を書いてもらうのも良い方法です。

むずむず脚症候群の検査ってどんなことをするの?

むずむず脚症候群の検査を医療機関で行う場合、3つの段階を踏みます。

まず初めは「問診」。

実はこの問診こそが、むずむず脚症候群の検査にとって何よりも重要になるポイントです。

いつくらいに不快感が出てくるか、頻度はどの程度か、強さはどの程度か、生活の質を下げてしまっているか、睡眠などへの影響はどうかなど、項目に関する詳しい文言はクリニックや病院によって異なりますが、大体はこのようなことを聞かれます。

そしてこのような質問に答える中で、むずむず脚症候群であるか、その傾向が強いか、他の病気の可能性はありそうかなど、アウトラインを判断していきます。

次に血液検査で結成フェリチンの値を調べることもあります。

血清フェリチン(フェリチン)というのは、たんぱく質の1種なのですが、鉄分を貯めることができる働きをもっています。

むずむず脚症候群の人というのは、貧血であることが多いので、血清フェリチンの値を調べることで体内の鉄分量を推定して、その値からむずむず脚症候群であると判断をすることができるようになるのです。

ただ鉄分不足であれば必ずむずむず脚症候群であるとは言えませんし、逆にむずむず脚症候群であれば必ず鉄分不足であるとも言い切れないので、この血清フェリチン値の検査は、あくまでむずむず脚症候群の判断に関する補助的要素と言えるでしょう。

では血清フェリチンの値の正常値はいくらかというと、男性で20〜250 ng/mL、女性で
5〜120 ng/mLとなっています。

そして、鉄剤の服用が必要な値は、50 ng/mL 以下とされています。

最後に行われるのが「終夜睡眠ポリグラフ検査」という検査です。

この検査は睡眠中の脳波や眼球、筋肉の動きを調べることで、周期性四肢運動障害の有無を調べる検査です。

というのも、むずむず脚症候群の患者さんの約7〜8割の人に、睡眠中に四肢が勝手に動く「周期性四肢運動障害」が併発していると言われるからなんですね。

この終夜睡眠ポリグラフ検査では、睡眠時の周期性四肢運動の程度や、睡眠の質や量などを総合的にチェックすることで、睡眠障害が起こっているかを判断します。

眠っている間の検査なので、検査施設(病院や医院)に一泊することになる検査でもあります。

むずむず脚症候群ののその他の検査

ここまでにご紹介した検査の他、むずむず脚症候群の検査の補助検査として行われるものとしては、下肢静止検査やアクチグラフという検査もあります。

下肢静止検査
夜間の60分間、座椅子にゆっくりと座り、目が覚めている状態で周期性四肢運動の有無を調べる検査です。

先程ご紹介した終夜睡眠ポリグラフ検査を簡易的にした検査となります。

アクチグラフ
手首もしくは足首に、腕時計の様なバンドを装着して、四肢の活動量を調べる検査です。

手軽にできる検査なので、家庭の生活の中で長時間測定でき、睡眠時と覚醒時のいずれもの酒器性四肢運動を測定することができます。

むずむず脚症候群はどのくらいの治療費がかかるの?検査費用は?

ここまでに色々と検査をご紹介してきましたが、こうした検査には一体どのくらいの日超がかかるのでしょうか?

また、検査をしなかったとしても、治療を進めていくにあたっては一体どのくらいの費用を考えておけば良いのでしょうか?

むずむず脚症候群の検査その1:血清フェリチンの検査の費用

血清フェリチンの値を調べる検査は、一般的な血液検査の項目に含まれていないことを調べるので、費用は3,000円くらいかかるのが相場です。

それほど高い検査ではありませんが、通常の風邪などでの診察代に比べると高くなるので、ある程度予想して行っておいた方が良いでしょう。

むずむず脚症候群の検査その2:終夜睡眠ポリグラフ検査の費用

終夜睡眠ポリグラフ検査

終夜睡眠ポリグラフ検査は健康保険が適用される検査ではありますが、1日病院に泊まって(終夜)検査することになるので、それなりに費用が必要です。

3割負担で考えても2万円ほど用意しておく必要があることは頭に入れておきましょう。

ただ、むずむず脚症候群の検査の場合、問診と血液検査や人によっては問診だけでも判断がつく場合があるので、終夜睡眠ポリグラフ検査は行われないことも多くあります。

その際にはもちろん終夜睡眠ポリグラフ検査の費用はかかりません。

もし費用面で気になることがあれば、自分自身のムズムズア症候群の検査にどんな種類の検査が必要かを一度医師に聞いてみるのがおすすめです。

他の病気と違って、終夜睡眠ポリグラフ検査をどうしてもしないと命にかかわるということはないので、時期やタイミングに関しては、少し先延ばしにして検査をしても命に別状はありませんからね。

むずむず脚症候群の治療に対する費用

むずむず脚症候群の治療に関する費用は、多くが薬代と言えます。

薬は一般的な薬であり、認可外の個人輸入で……というような薬でもないので、上位機の範囲内の薬代になりますね。

使われる薬は有名なものでビ・シフロール錠。

2か月分ほど処方されても3割負担で1500円程度の料金で済みます。

むずむず脚症候群の治療代は初診や診察料、処方箋を合わせても3割負担で1500円程度なので、多くの検査がなければかなり良心的な診察代・薬代で治療を受けることが可能です。

しかしながら、まだ専門医が多くないので、専門医まで通うために交通費の方が多くかかるという人はいるかもしれません。

そのため、体に合って副作用がしんどくないのであれば、薬はいっぱいの期間で出してもらえるとありがたいですね。

むずむず脚症候群の受診を受ける前に

ここまでにご紹介してきたように、むずむず脚症候群を医療機関で診てもらう場合は、その状況によって終夜睡眠ポリグラフ検査などを必要とする時もあるので、それなりに検査代がかかることもあります。

ですから、何度も色々な機関に行かなくても済むように、自己チェックを予めしておくのも重要です。

「○○のような症状があります」とか「○○で困っています」というようなことが具体的に伝えられれば、スムーズに治療を受けることが可能ですからね。

また、問診だけでもむずむず脚症候群だとしっかりわかれば、相応の薬を出してもらえますし、そのおかげで早急に症状が改善することも考えられますからね。

むずむず脚症候群かどうかのセルフチェックを欠かさずに

むずむず脚症候群について、自分でチェックできる項目はしっかり見ておきましょう。

以下にムズムズア症候群のセルフチェック項目をご紹介しておきます。

  • 不快感があるのは足の表面より内側である
  • 朝や昼より夕方〜夜にかけての方が症状が出やすい
  • 安静にしている時、身体を動かさない状況において症状が出やすい
  • 足の不快感がある時、動き回りたくなる
  • ピリピリとかチクチクという症状が出る時がある
  • 足の内側に熱がこもっている感じがする
  • 虫の這うような非常に嫌な感覚がある
  • 近しい血縁者(親兄弟姉妹)に同じような症状の人がいる

上記の様な項目をチェックして、自分の症状をしっかり医師に伝えられるようにしてから、受診をすると、治療もスムーズに受けられますよ。