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むずむず脚症候群と似ている病気

少しずつ世間の認知度も高まっているむずむず脚症候群。

このサイトでも自分の症状からむずむず脚症候群かどうかをセルフチェックできるページをご用意しています。

自分で自分の症状をチェックできることで、症状に対してどういった対策を取ればよいのか、病院を受診するなら何科が良いのかなど、治療に対して道筋をたてることができるようになります。

ただ、自分自身だけでチェックを済ませてしまうと、その裏に隠れていた他の病気、併発している他の病気を見逃してしまうことも。

このページでは、むずむず脚症候群と混同しやすい病気や併発しやすい病気をご紹介していきます。

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むずむず脚症候群の簡単なチェック項目は4つ?

基本的にむずむず脚症候群かどうかを判断するチェック項目は大きく4つと言われています。

  • 静かにしていると(体を動かさない状態だと)足に得も言われぬ不快感を感じる
  • 異常な不快感によって、どうしても足を動かさずにはいられない感覚になる
  • 足に異常を感じる際に、足を動かしたりマッサージすることができれば不快な感覚が和らぐ
  • 足に異常を感じることが、夕方から夜、就寝時にかけてひどくなる

上の4つが、むずむず脚症候群の必須項目とされていて、この他にも足にほてりやチクチクと言った痛みを感じる人もいます。

また、足には大きな異常が出ていなくても背中や腕など足以外の部分にこうした症状がある人もいます。

上でご紹介した4つの項目に加えて、家族に同じような症状の人がいる(もしくはすでにむずむず脚症候群と診断されている人がいる)とか、治療薬を使うと効果があったという場合には、症状だけで診断がつかなかった際に、むずむず脚症候群の可能性をグンと上げることになります。

ただ、ここまでご紹介してきたようなことが実際に起こっていても、病院で診察をするとなかなか「むずむず脚症候群」と簡単に診断が下りないことがあります。

これは、むずむず脚症候群が血液検査などの客観的な検査でわかる原因がないからなのです。

例えば生活習慣病というくくりの病気には高血圧や糖尿病が含まれますが、この2つは血液検査をすることでいずれの病気かと言うことがわかります。

がんなども、きちんとした客観的検査の方法があるので、どこでどんながんが体を蝕んでいるのか見つけることができます。

しかしむずむず脚症候群の場合、血液検査などでは鉄分不足や血清フェリチンの値が低いという「傾向」がわかることがあっても、鉄分不足だからむずむず脚症候群ですね!と確定することはできないのです。

こうした客観的検査の確立がまだできていないことで、専門医やむずむず脚症候群についてしっかり知識がある医師のいる病院に行かなければ、むずむず脚症候群であるのに別の病気とされることもあるのです。

一方で、逆にむずむず脚症候群の判断は出たとしても、総合的に診察をすることができない病院だと、隠れた病気を発見できない場合もあるのです。

というのも、むずむず脚症候群には、症状が似ている別の病気や、別の病気によってむずむず脚症候群が引き起こされることがあるからです。

むずむず脚症候群と混同しやすい・併発しやすい「身近な病気」とは?

むずむず脚症候群には混同しやすい病気がいくつかありますが、中でも混同しやすく身近に発生しやすい病気について、まずご紹介します。

むずむず脚症候群と混同しがちな症状1:女性に多い「鉄欠乏性貧血」

慢性的な鉄不足に陥っていることが多い「鉄欠乏性貧血」は、女性に多い症状・病気で、先天的な貧血でない限り、原因は日常の食生活です。

現代は通常の食事から1日に必要な鉄分をしっかり摂取することが難しい状態にありますが、女性はこれに加えて周期的な月経によりさらに鉄分を失っている可能性が高いんですね。

鉄が不足すると体内のドーパミンが十分生成されず、むずむず脚症候群につながることが多いのです。

ですから、症状からむずむず脚症候群と診断されても、もし血液検査をしていない場合は、その裏に慢性的な鉄分不足が隠れていることがあるのです。

この場合はサプリメントなどで鉄分を補うことで症状が改善する場合が多いですよ。

むずむず脚症候群と混同しがちな症状2:妊娠の際に起こるむずむず脚症候群

妊婦さんの5人に1人の割合で出現することがあるむずむず脚症候群。

ただ妊婦さんの時期に起こるむずむず脚症候群は「妊娠中」という一時期的なもので、出産後は治まることがほとんどです。

妊婦さんがむずむず脚症候群になるのは、鉄分不足が原因と考えられており、鉄剤を補給することで改善する人もかなりの数でいるのが事実。

しかし鉄剤の副作用で日中に活動がしにくくなる人もいるので、サプリメントくらいの軽めの鉄分補給が良い人も多いかもしれません。

サプリメントを使用する際には、かかりつけの産科医に必ず相談のうえ、使用するようにしてくださいね。

むずむず脚症候群と混同しがちな症状3:妊婦さんに多くなる「こむら返り」

妊婦さんは体のホルモンバランスや、食事の嗜好が変わることによる栄養バランスの偏りなどで、妊娠中期~後期にかけてこむら返りを起こすことが多くなります。

こむら返りが起きやすくなるのは具体的にはカルシウムやマグネシウム不足と言った電解質異常が原因なのですが、妊婦さんの体ではこうした状態が起こりやすくなっているということです。

妊娠中のこむら返りは就寝時や睡眠中、起床時などに起こることが多く、予兆として足がピリピリした感じがするということが見受けられるので、むずむず脚症候群と混同しやすくなります。

さらに、妊娠中は鉄分不足から実際にむずむず脚症候群を引き起こしやすくなることがあるので併発している2つの症状のうち、むずむず脚症候群だけが注目されることがあるのです。

こうなると、体の電解質異常について放置されやすくなってしまうので、こむら返りに関してはなかなか改善しない……という事態になることも。

たとえむずむず脚症候群の症状が出ていたとしても、こむら返りも起こる、と言う場合には、むずむず脚症候群の対策だけでなく、こむら返りの対策もしっかりととることが大事。

体のイオンバランスを整え、症状が出た際には足を反対に動かすことで症状を改善するように気を付けましょう。

むずむず脚症候群と混同しがちな症状4:いわゆる「痺れ」=持続した同体位による足の不快感

就寝時、体の下側にあったことで血流が圧迫されたり、不自然に関節が曲がっていたことによって神経や血流が圧迫されると、一時的にその部分は痺れや痛みを感じることがあります。

これはむずむず脚症候群ではなく、単なる痺れで、体位を変えることで症状は改善します。

いつも同じ方向を向いて寝ているとか、癖があって同じ体位で寝ているという人は、思い切ってその状態を変えてみる必要があるでしょう。

こうした体位による痺れをむずむず脚症候群?と思う時は、体位や姿勢を「1回」変えれば症状が治まるかという部分に注目をすると良いでしょう。

むずむず脚症候群でない場合は、体位や姿勢を1度変えれば症状が治まります。

何度も足を動かしたくなったりしないのであれば、そればむずむず脚症候群ではない可能性が高まります。

むずむず脚症候群と混同しがちな症状5:痺れやむずむず感は似ているけれども「腰椎疾患」ということも

体の部位に痺れや何となくむずむずした感じが現れる場合に「神経障害」があります。

中でも足や下半身に痺れやむずむず感が出るのが腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症。

こうした病気になると、腰椎の神経が圧迫されるので足にむずむず感や痺れを発症するようになります。

むずむず脚症候群であるにも関わらず、むずむず脚症候群についてあまり詳しくない整形外科医などにかかると、この腰椎疾患とされることがあります。

逆に、実際には腰椎疾患もあるのに、睡眠障害専門医や精神科を先に訪ねたことで腰椎疾患を見逃されることもあります。

むずむず脚症候群と腰椎疾患のいずれのケースも疑わしいという場合には、一先ず整形外科でレントゲンを撮ってもらい、腰椎の異常を調べてもらってから睡眠障害専門医や神経内科、精神科でむずむず脚症候群についても調べてもらうと良いでしょう。

むずむず脚症候群と混同しがちな症状6:50代以上の女性に多くなる「関節リウマチ」

50代以上の女性に割合が多くなる関節リウマチは、免疫異常が原因の病気です。

免疫異常、自己免疫疾患というのは、免疫機能が異常を起こし、本来なら攻撃されないはずの正常な自分の細胞に対して、免疫細胞が攻撃を仕掛けるようになる病気です。

この免疫細胞の暴走では、神経への攻撃で神経が炎症を起こすことがあり、神経伝達に関する部分が壊れてしまうことでむずむず脚症候群の症状が出ることがあるのです。

関節などにまだ大した痛みがなく、むずむず脚症候群の症状のみが気になるために、その治療だけをしていると、実際には関節リウマチも隠れていたということは少なくありません。

気になる人はむずむず脚症候群の診察と同時に、関節リウマチの診察も受けておくと安心です。

関節リウマチに関しては、むずむず脚症候群よりも専門医や専門科をもつ病院が多く、また血液検査で炎症具合なども判断できるので「関節リウマチを併発しているか」を診断しやすくなっています。

むずむず脚症候群と混同しがちな症状7:高齢者だけの病気ではない「パーキンソン病」

パーキンソン病と言うと高齢者の病気と思われがちですが、実際には若年性のものもありますし、高齢者だけの病気ではありません。

パーキンソン病を罹患している人は、ドーパミンの生産量が著しく減少しており、そのために神経の伝達がスムーズにできなくなります。

このサイトでも何度かお伝えしていますが、ドーパミンと言うのは神経伝達を行うために必要不可欠な物質です。

このドーパミンが不足するということは、刺激に対して過剰反応をしてしまうことにつながり、結果としてむずむず脚症候群と同様の症状が出たり、むずむず脚症候群を併発してしまうことになるのです。

パーキンソン病の症状には、むずむず脚症候群に類似した症状以外に、手足の震え(振戦)、筋肉が硬くなってしまう(固縮)、体のバランス悪化(姿勢反射障害)などの症状が見られます。

他にも身近な症状だと表情が乏しくなる、小声になる、屈曲姿勢になる、小股や突進歩行などのパーキンソン病特有の運動障害が生じるので、気になる場合には神経内科に相談をすることが大事です。

今の神経内科はむずむず脚症候群についても理解の高い医師が多いので、どちらの病気についても相談・診察がしてもらえるはずです。

むずむず脚症候群と混同しがちな症状8:名前の認知度は高くない「アカシジア」という病気

セルフチェックでむずむず脚症候群と誤認しやすい病気の1つに「アカシジア」というものがあります。

症状としてはじっとしていられず、目的なく体を動かしてしまう、歩き回ってしまうという「静座不能」という部分がむずむず脚症候群と似ているとされています。

しかしアカシジアは原因が判明している点がむずむず脚症候群とは大きく異なる部分です。

アカシジアは統合失調症や抗うつ薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、リチウムなどの躁病の薬の副作用として起こる症状であるのです。

目に見える症状がむずむず脚症候群と似ているので、上記の薬を飲んでいることを医師に伝えていない場合はむずむず脚症候群と診断されることがあるかもしれません。

ただ、出現する症状はむずむず脚症候群と似ていますが、症状の出る時間帯が1日中同じように出ること、筋肉や動作の仕方が様々であることが異なり、このことを伝えれば、上記の薬を飲んでいることを伝え忘れても、むずむず脚症候群ではなく、アカシジアの可能性を見つけてもらえるはずです。

むずむず脚症候群と混同しやすい意外な病気とは?

むずむず脚症候群とよく似た症状が出たり、併発したりする病気の中には自分では気づきにくい病気が隠れいていることもあります。

ここからはむずむず脚症候群と混同しやすかったり、併発していることに気づきにくい意外な病気についてご紹介します。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気1:実は身体症状もある「うつ病」(感情障害)

うつ病と言うと精神的な病気という認識が強く、身体的な症状があることがあまり知られていません。

しかし、うつ病になると足が重苦しいとか、痺れを感じるという身体的な症状を発することがあります。

精神的な焦燥感や落ち着きのなさが強くなったりすることが「動いていなければ落ち着かない」ということでむずむず脚症候群と混同する場合もあります。

ただ、うつ病による足の痺れなどとむずむず脚症候群の違いは症状の出る時間の違いです。

むずむず脚症候群の症状は夕方~夜にかけて出現することがほとんどですが、うつ病による症状は午前中に出現すると部分が多いのが特徴です。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気2:「痛む脚と動く足趾症候群」という病気

あまり耳にすることのない病気である「痛む脚と動く足趾症候群」。

名前の通り、足の痛みと足の指の不規則な不随意運動が特徴の病気です。

足の指に関しては主に足の親指(第1趾)に症状が現れます。

むずむず脚症候群と異なるのは、運動や安静と言う「体の部位の状態」で症状の軽重が変わらないということ。

つまり足を動かそうと静かにしていようと症状の出方が変わらないというののがむずむず脚症候群と違うということです。

さらに、むずむず脚症候群は睡眠導入時に症状が出ることがあったり、睡眠中に症状が出現することがあるのですが、痛む脚と動く足趾症候群は睡眠中に不随意運動がなくなるという点でもむずむず脚症候群とは異なります。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気3:アカシジアとは違う「抗精神病薬服薬」による症状

アカシジアはうつ病などの病気に対する薬の副作用で、むずむず脚症候群と似た症状が出るのですが、同じ精神的な病気の薬を飲むことでも、別のケースがあります。

それが抗精神病薬服薬による類似症状です。

抗精神病薬服薬によって、精神を常に落ち着かせるようにしている場合は、本来ならドーパミンが生成される状況でも薬でドーパミンの生成が抑制され、神経伝達がうまくいかないことがあるのです。

神経伝達がうまくいかない→むずむず脚症候群を併発というサイクルで、向精神病薬服薬でのむずむず脚症候群併発が起こるようになるのです。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気4:女性に多い「甲状腺機能低下症」

バセドー病などの甲状腺の機能障害は女性に多いのですが、甲状腺機能障害の1つである甲状腺機能低下症も比較的女性に多い病気です。

甲状腺の機能が低下すると、体の様々な代謝機能が低下します。

代謝が低下すると、体の鉄代謝も十分でなくなるので、

甲状腺機能低下症は体内の様々な代謝機能の低下をもたらす病気です。代謝の低下という部分に鉄代謝の低下も含まれています。むずむず脚症候群の1次性要因として体内の鉄不足があるので、この鉄代謝機能の低下がむずむず脚症候群併発に関わっている可能性があります。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気5:隠れている病気として気を付けたい「慢性腎不全」

なかなか気づきにくい併発の病気として「慢性腎不全」があります。

これは慢性腎不全だからむずむず脚症候群を併発しているというより、慢性腎不全の治療方法がむずむず脚症候群と関わっていると考えた方が良いかもしれません。

というのも、慢性腎不全の患者さんは透析を行っている方が多いのですが、この透析利用者の3割近くの人がむずむず脚症候群とを併発しているとされているのです。

もしあなたが慢性腎不全で透析を受けており、むずむず脚症候群に悩んでいるのであれば、透析時の血液量を上げることでむずむず脚症候群の症状が改善する場合もあるので、医師に相談をしてみると良いかもしれません。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気6:血行不良が原因?胃切除後の下肢静脈血栓

消化器官の病気で胃の切除を行うと、術後しばらくはベッドに寝たきりに近い状態が続きます。

こうなると足の筋肉を使う機会が激減するので、足の静脈を流れる血液が凝固し、血流が急激に悪化します。

そしてその後、下肢静脈血栓となるのです。

下肢の血流が悪くなるということは、下肢に十分な量の鉄分が行き渡らず、むずむず脚症候群の症状を発現してしまうことになると考えられています。

だからと言って、胃の切除後にベッドで安静にしないということはできません。

ですから、できれば家族などに頼んで、下肢のマッサージを積極的にしてもらい、血流が悪化するのを避けることが大事です。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気7:患者数が増加している「線維筋痛症」の随伴症状

現代の医学では未だ原因不明の病気の1つである線維筋痛症は、感覚として入っている刺激がすべて「痛み」として受け取られるという非常に辛い病気です。

欧米では治療や研究が比較的進んでいますが、日本では知名度もまだ低く、罹患者は日々原因と治療法の模索を続けるしんどい毎日を送っています。

研究の進む欧米でも特効薬などはまだ開発されておらず、日本においては認可薬も少ないことから、症状の改善に対して患者も家族も苦労をし続けています。

この線維筋痛症については、ドーパミンなどの神経伝達物質との関係や、受けた刺激に対する感じ方などの点で何らかの関係があるとされていますが、まだ明確なことは判明していません。

ただ線維筋痛症の罹患者の中には、線維筋痛症になる前に、むずむず脚症候群の症状が出ていたという人も多いことから、神経伝達系においてつながりがあるとされています。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気8:感染症(結核・肝炎・肺炎など)からのむずむず脚症候群

結核や肝炎などの感染症になったことがきっかけでむずむず脚症候群を発症した人がいるとよく言われてます。

ただこの関係においては原因の特定がしづらく、どういった関係でむずむず脚症候群を発症したのか不明であることから、感染症からのむずむず脚症候群の発症を止める術はまだ見つかっていません。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気9:隠れた病気として怖い「心不全」

虚血性心疾患や心臓弁膜症と言うような心臓の障害、心臓の機能が正常に働かない状態を心不全と言います。

こうした心不全の患者さんのなかにはむずむず脚症候群を併発している人が多いと言われています。

心臓が正常に働いていないということは、血行が悪くなることが多いので、このことから鉄分の行き渡りが不足したりすることが原因になっていると考えられます。

ただ、生まれつきの心疾患がなかったとしても、心不全には後天的になることは十分あり得ます。

遺伝的に心臓に負担がかかりやすい人もいますから、血縁者に心疾患の人がいる場合は、むずむず脚症候群の症状が出てきたときに一度心臓の検査を受けておくのも良いでしょう。

むずむず脚症候群と混同しがちな病気10:呼吸器の機能低下「慢性呼吸不全」が原因に?

呼吸器官の機能低下によって酸素の供給が不安定になる慢性呼吸不全。

呼吸機能が不全になっているということは、生体機能が全体的に低くなってしまうので、体は全体的に栄養不足や新鮮な血液不足になってしまいます。

これは鉄分不足やドーパミン不足を引き起こしていることにもなるので、むずむず脚症候群を引き起こすこともあります。

先天的に呼吸不全がある人は、自分自身の呼吸についてしっかり把握している場合が多いでしょう。

ただ後天的な呼吸不全(例えば睡眠時無呼吸症候群など)になっている人は、自分自身の呼吸状態を把握していることが少なくなるので、注意が必要です。

むずむず脚症候群に加えて、全身的な体のだるさや異常な眠気がある場合は、自分自身の呼吸の状態や体内の酸素状態を一度検査しておくことをおすすめします。

むずむず脚症候群と色々な病気との関係について

むずむず脚症候群の原因になっているものというのは、直接的には鉄分不足などがよく指摘されます。

しかし、どうして鉄分不足になっているのか、また鉄分はしっかり補給しているのになぜその鉄分が十分に体の隅々まで届いていないのかということについては、人それぞれ原因が異なったりします。

上記でご紹介してきたように、人によっては胃切除後の下肢の筋肉量不足で血行が悪くなることもあります。

一方で妊娠によるホルモンバランスの変化などが原因になったり、月経による慢性的な鉄分不足が原因であることもあります。

さらに心不全が隠れていてきちんと血流が巡っていなかったということもあるわけです。

ただ鉄分が不足していてむずむず脚症候群だけが発症しているという場合には、サプリメントなどで鉄分を補給することで症状を軽減することもできます。

しかし心不全や呼吸不全、感染症による何らかの原因が絡んでむずむず脚症候群になっている場合には、根本的な原因をたどっていかないとむずむず脚症候群の症状を軽減させるのが難しくなる場合もあります。

一般的な治療を施してみても、十分にむずむず脚症候群の症状が改善しないという場合には、思い当たる根本原因を洗い出してみるのも大変重要です。

そのために、まずむずむず脚症候群の症状を軽減させることで、隠れた病気をあぶりだすことは有効となります。

その際には、鉄剤のサプリメントなどを利用して、むずむず脚症候群の症状をとりあえず抑えてみて、その上で見えてくる体の各症状について、しっかり目と耳を傾けて向き合う時間を持つようにしてみてください。